カテゴリー: 月例坐禅会

10月の月例坐禅会

10月の月例坐禅会は、青木の都合により、6日に変更となりましたので、ご注意下さい。

9月の坐禅会は4名の参加により、8日に行いました。まだまだ残暑が厳しい中でしたが、堂内を虫の音が満たす中で、坐禅を行いました。

門前の白芙蓉は、夕刻にはしぼんでいる
掃除の行き届いた、慈眼院の露地
ご本尊の前で、坐禅を行う
坐禅後には書院でお茶を頂きながら懇談
書院に活けられた秋草

 

8月4日の月例坐禅会

日が長いので、坐禅を開始する6時半は、まだ明るさが残っている。いつもは薄暗い本堂の祭壇だが、きょうは様子がよくわかる。5名の参加者であるが、都島から参加された方は、今回が初めての坐禅とのことだ。坐禅法を説明して、開始する。
入り口は開け放しているが、蚊はたいしたことはない。蚊取り線香をいくつも焚いて頂いているからだ。まぶたに何匹もとまられながら、坐禅に励んでいた頃を思い出す。妙心寺での夏の接心であった。北原隆太郎、柳田聖山、越智通世、薫陶を受けた先生たちはみな逝かれた。親しくさせて頂いた、大徳寺龍光院の小堀南嶺和尚も、すでに帰らない人だ。一度限りの人生とは、つくづく思うけれども、ままにはならないものだ。
三炷の坐禅を終わり、みなで寿明和尚様に挨拶する。書院には籠花入れに、宗旦むくげと矢筈ススキが入っている。額アジサイのような白い花は、何だろう。冷たいお茶を頂きながら、一人ずつ自己紹介をする。坐禅に対する目標は、それぞれが違っていて面白い。来月の坐禅会は9月8日となった。

6月2日の月例坐禅会

慈眼院の駐車場は、紫と白色のホタルブクロと、濃いピンクの芝桜が咲いている。門をくぐり、本堂の前に植わっている深山蓮華を見に行く。毎年の楽しみだ。先月は蕾がまだ堅かったが、今日はもう花が散っている。一本だけ、開ききった花が残っていた。高貴な香りが一体に漂っている。

今夜は4名の参加者だった。1名は初めての方だ。3炷の坐禅を終えて、いつものように書院でお茶を頂く。書院との狭間にある溝には、蛍が舞っている。あと何回、こんなチャンスが訪れるのだろう。ふと考えてしまう。
帰りがけに庭の深山蓮華へ参加者を案内した。すると寿明和尚様が出てきて下さった。まもなく庭にある沙羅双樹の花が咲くそうだ。花は咲くとすぐに下へ落ちて、地面に白く広がり、それが何とも言えない風情とのことだ。見てみたい。

深山蓮華の花
書院にはホタルブクロと山アジサイ

5月の月例坐禅会

慈眼院へ着いたのは、まだ明るい内だ。駐車場の草花が、咲きそろっている。本堂へ入る前に、露地の奥へ深山蓮華を見に行く。この花を見るのは、毎年の楽しみだ。つぼみはすでに大きいが、開くのには、あと1,2週かかりそうだ。高貴なあの香りは、まだ全然だ。花が開かないと、香りもしないのだろう。あと何回見ることができるのか、ふと考える。

1炷(いっしゅ)を一人で坐る。今日は一人坐禅かなと思っていると、2炷の途中から4名の方が来られた。3炷を終えて書院でお茶をいただく。皆遅いなと思っていたが、、どうやら私が誤って、一時間早く来ていたようだ。一人一人の自己紹介がおもしろい。接心(泊まりがけの坐禅会)の希望もあるようだ。できるかどうか、よく考えてみよう。

毎月の楽しみである坐禅が、今日も終わった。1ヶ月が、瞬く間に過ぎていくのを実感する。

駐車場の草花
本堂への入り口
深山蓮華
ご本尊の前で坐る