カテゴリー: 自作教習
ディンギーを自作した高校生グループに、セーリング実習1
きのくに子どもの村学園の生徒たちが制作していた、ディンギーが完成した。カートップされたディンギーを下ろす生徒たちは、皆ニコニコしている。
船体はもちろん、青竹を切ったマストとブームも自分たちで作った。セールも図面通りにミシンで縫い合わせてある。見事な出来映えだ。6ヶ月で、ここまで完成させたのはたいした物だ。
ヨットを組立てる前に、組み立てにも必要なロープワークを勉強する。皆すぐに覚えてくれる。
ライフジャケットの使用法や、チンしたときの対応を勉強した後、いよいよ海へ乗り出す。伴走するボートから交代でヨットに乗り移って、関西空港の近くまでセーリングを実習する。風は微風で気持ちよく快走する。最高の一日だ。
高校生グループがディンギーを自作
きのくに子どもの村学園は和歌山県橋本市の山の中にある学校だ。橋本市から紀ノ川を渡って、しばらく山の中を走ると、ようやく木々の間に、学校らしい建物が見えてきた。ヨット制作チームの生徒が、駐車場を教えてくれる。
ヨット制作チームの生徒たちは10人くらいだ。ベニア板製の小型ヨットZen11の制作を、一から作り始めたのが、2013年の9月だ。図面から原図をベニア板へ起こして、その原図に合わせてフレームを組立てる。次に船台を作り、指定位置にフレームを立てると、ようやくヨットらしい外観が現れてくる。ここまで30時間ほどかかったとのことだ。生徒も先生も、よくめげずに頑張ってきたものだ。
すでにベニア板の側板は張り終えているので、今日は底板を接着剤と、タッピングでフレームに貼付ける。接着剤の混合も、ドリルの使い方もなかなかうまい。
完成すれば、次は田尻マリーナでセーリングを勉強する。3月には完成する予定だ。