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つる家で日本料理を食べる

京都岡崎にある、料亭つる屋へ招待された。駐車場へは45分以上も前についたが、どうぞと案内してくれる。

部屋はもう正月のしつらえだ。中はすでに十分暖められている。雪見障子を開けて、庭を見渡す。禅寺とは違って、植え込みの種類も数も多い。露地沿いの低い松は、少々目障りだ。折角の水辺が隠れてしまっている。

卓上にはすでにお膳が整えてある。松の木盆のお膳は、散らした金箔の上に透きうるしがかけられている。待つほどもなく前菜が運ばれてきた。煮物椀は、ウズラしんじょとのことだ。聞きもしないのに、食材を説明するような無粋さはない。しかし聞かれたことには即答する。控えめでありながら、誠実なサービスだ。お茶の真髄にも通じる対応と言えよう。
サービス担当の女性は、常に廊下で控えている。食事の進み具合を見ながら、給仕してくれるので間延びがない。さすがプロのもてなしと、感嘆する。

料理もサービスにも、全く満足だ。食事を終えて駐車場へ戻ると、2時間半が経っていた。送り礼を受けて、帰途につく。

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ホタテの黄身酢あん
マグロと鯛の向こう付け
ウズラしんじょの煮物
海老芋の揚げ物
小カブの蒸し物
中はゆずの白味噌あん
菊菜とズイキのゴマ和え
マナガツオ味噌漬け
申し分ない漬け物の漬かり具合
シメジご飯と味噌汁