沖縄への航海、第1レグ大阪から種子島へ

  1. 第1レグ大阪から種子島へ
  2. 第2レグ種子島から奄美大島へ
  3. 第3レグ奄美大島から沖縄へ
  4. 沖縄へ到着する
  5. 糸満を訪問する

4月29日、大阪たじりマリーナから、沖縄宜野湾マリーナへの回航航海に3人で出発する。全航程は650Mとなる。
航海計画1は太平洋周りだ。こちらだと瀬戸内周りの航海計画2に較べ、航程が70M短くなる。
28日の天気図では、東進中の低気圧は二つ玉となって、北側の中心は日本海を東へ進むようだ。29日0700時の海上気象予報は、それを裏付けるように、南のち南西の風35ノットの予報だ。これでは上りとなるので、航海計画1は無理だ。瀬戸内周りの計画2に変更する。しかし1100時の出港では、1539時の鳴門海峡北流転流時には、間に合わない。転流時に越えると、そのまま3ノットの連れ潮に乗って、備讃瀬戸を抜けることが出来るが、逆潮になると航海速力は2ノットに減少する。
加太ノ瀬戸を抜け、機帆走で鳴門海峡へ急ぐ。29日は新月で、大潮だ。鳴門海峡は9.9ノットで流れ、渦潮は最大となる。渦に巻き込まれれば、どうなるのだろう。1859時の北流最強時は、なんとしても避けなければならない。
沼島を越える頃には、東風が南へシフトし、強まる。雨も降り出した。鳴門大橋がボーとかすんで見えてきた。南風は25ノットとなり、ワンポイントリーフしたメインだけで、海峡を目指す。大波が後ろから来るので、サーフィングして、速力は時折8ノットを超える。まもなく最強時を迎えるが、もはやとどまることも、引き返すことも出来ない。薄暗がりの中に、白く波立って渦潮が待ち構えているのが見える。北へ向かう貨物船の後をつけて、避けていく。
1750時、瀬戸内へ抜けでる。鳴門は越えた。先ほどの波と風とは、別世界だ。オフショアの風なので、海面は池のようだ。まだ連れ潮が残っている。その時間帯に、備讃瀬戸を通過してしまいたい。フルメインにして機帆走で急ぐ。

航海計画1と2
低気圧接近04-28日の天気図
宮之窪瀬戸、この標識の意味は?
船折れの瀬戸へまだ逆潮時に進入
船折れの瀬戸を抜けると瀬戸大橋
都井岬灯台は灯高255mの山の上
西之表港は、もうすぐだ
種子島の港口灯台はロケット型

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