スケグ廃止と保針性能

スケグ廃止を廃止すると、保針性を損なうのではないか。確かにフルスケグは保針性能に寄与しています。
しかしAH24が波浪中でも、強風下でも直進する素直な性格を持つのは、スケグの力だけではありません。10%はスケグ、残りの90%は船型が生み出すダイナミック・フォースに因るものです。
下の図をご覧下さい。通常のヨットでは、風を受けてハルがヒールすると 、CLRとバランスしていたCEが、後方へ移るために、ウエザーヘルムが発生します。するとヨットを直進させるために、ヘルムスマンは舵を切らねばなりません。舵を切ると大きな抵抗が生じるので、ヨットにブレーキをかける状態となります。

AH24はヒールするとCLRが後方へ移動します。すると舵を切る必要がないので、ヘルムはニュートラルを維持することが出来ます。その結果ヨットは加速し、波浪中でもスピードを維持することが出来ます。ヘルムスマンにとっては、心身のストレスを減少させることになります。

新しいバランスラダーは、翼型にNACA6000系普通翼を採用しました。層流翼に比べ、低速でも失速しにくい特徴があります。
経験のあるヘルムスマンなら、嵐の中のセーリングで、大波に叩かれた経験があるでしょう。艇速を失えば、舵も効きません。リーショア戦うとき、突然出現した危険物を避けるとき、思わず大きく舵を切ります。しかい急激な大舵角は、舵を失速させ、さらに艇速を失うという悪循環を招くのです。そんな時、このバランスラダーは、確実に効きます。




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