
(16)新たな助っ人が現れる
羽室さんは田尻マリーナで、いつもシングルハンドでセーリング練習をしている。淡路島一周も計画しているとのことだ。どうやら遠くまでの航海を計画しているようだ。
Zen30の計画を知って、作業の協力をしたいとのことだ。協力者が増えるのは嬉しい。さっそく工場で作業を手伝ってもらう。昼食時にはヨット航海への意見が飛び交い、実に有意義な時間となる。
ようやく猛暑が過ぎ、作業がしやすくなってきた。つぎはいよいよFRP型の積層成形作業が始まる。
機械の助っ人も現れた。スエーデンのナウター社は、最高峰と認められているSwanヨットを建造するビルダーである。スエーデンから、同じゲルコート機を導入する。樹脂と硬化剤が自動的に混合されるので、硬化状態の混合むらがなくなり、FRPの品質が飛躍的に向上する。樹脂の飛散も減少し、作業環境が大きく改善されるので導入を決めた。





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