(10)木型の製作開始

原図作業から型紙を作成してステーションごとのモールドを作成すると、次は船台上へモールドを組み立てていく。しかしその前に船台の平面を使って、モールドをつなぐ縦通材となるキール材とシアー材およびロンジ(縦通材)は、長手方向へスカーフして一材につないでおく。

次のモールドを建てる工程では、レーザー墨出し器を使って、水平と垂直を確認しながらの作業となる。ステムとキールをモールドに合わせて仮止めし、確認を終えると接着剤で固定する。次はシアー材をモールドへ接着する。

ここまでくると、これまでの地道な事前作業から一転し、ハルの実物大の外形が現れるので作業が楽しくなる。

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