新世代エレクトリック・エンジン

高度の信頼性

エレクトリック・エンジンは、ガソリンや軽油を燃料とする内燃機関と違って、必ず始動します。
ガソリンやディーゼルなどの内燃機関は、多くの複雑なシステムで構成されています。燃料系統、冷却系統、潤滑系統、エアー循環システム、電気系統が、複雑な部品で組み合わされています。オイル漏れ、冷却水ポンプの破損など、突然のトラブルで困った経験をされた方も多いことでしょう。
LMCアスモ・エレクトリックエンジンは、電気系統と伝達系統だけで構成されています。従って突然の不調や、予期しないトラブルは、ほとんどありません。

高いエネルギー変換効率

ディーゼルエンジンやガソリンエンジンなど、ヨット・ボートが搭載している内燃機関の、燃料から推力への変換効率は、最大でも38%にとどまります。燃料の持つエネルギーの内、35%がエンジン本体への熱伝導として、失われます。25%は冷却水と、排気ガスとして空気を暖める熱損失となります。内部の機械的な摩擦ロスが、さらに2%生じます。
それに比べるとLMCエレクトリックエンジンは、88%以上の変換効率を実現しました。

LMCエレクトリックエンジンは旧タイプの直流モーターとは違い、磁性体にネオジウム磁石を使用しています。多層ディスクフィールドとの相乗効果で、旧タイプの電動エンジンに較べ、2倍となる88%以上(モデルによって差違があります)の推力変換効率を達成しています。同じ馬力数ならば、バッテリーの消費時間が半減され、航続時間は2倍以上に伸びます。

高トルクによる優れた操作性

また内燃機関は低速回転域でのトルクが低いので、毎分1000回転以上に回転数を上げないと、推進力を十分に発生できません。エレクトリック・エンジンは、ほとんどの回転域で最大トルクを発生します。これによって港内での低速時のハンドリングが、飛躍的に高まります。
さらにまたエレクトリック・エンジンは、環境負荷を軽減するだけではなく、静粛でストレスのない快適な推進力を生み出します。静かなハーバー内で、騒音によって他者を驚かすことはありません。

リーズナブルな価格

従来型モーターによる高価なハイブリッドシステムとは違って、採用可能な価格となりました。ディーゼル・インボードエンジンと比較しても、約1.2倍と遜色ありません。さらにまた使用するほどに、燃料代との差が出てきます。
インボード・ディーゼルエンジンの載せ替えや、遊覧艇などの主機として有利なLMCエレクトリックエンジンを、是非ご検討ください。

Related Posts

日本初のエコ・ヨット、最新エレクトリックエンジン搭載、信天翁24試乗会のお知らせ

お待たせ致しました!愛知ラグナ

エレクトリック・エンジン搭載の信天翁24の動画掲載

エレクトリック・エンジン搭載の

月刊「舵」誌にエレクトリック・エンジン試乗記事掲載

エレクトリック・エンジン試乗記