中古艇・中古ヨット・ボートの選び方

中古艇を購入するのには、大きな決断が必要です。自動車の購入と違って、艇の状態と価格とを比較判断しにくいのではないでしょうか。中古艇は現状渡しなどと言われると、さらに不安が募ります。
ヨットは、人生に大きな楽しみを与えてくれるスポーツです。不安を少なくするために、以下の項目をご参考頂き、是非この素晴らしいヨットの世界へ、お入りください。

  1. 自分の乗り方、海域を考える
    大きなヨットはキャビンが広く、装備も充実させることができます。大きな邸宅と同様に、大きな満足を与えてくれます。しかし小型のヨットでも、快適に楽しむことができます。山小屋のようなシンプルな装備でも、十分に旅ができます。21フィートのヨットでも、世界を一周したヨットがあります。
    マリーナの近くで、知人とともに楽しむのか、一人で旅に出ようと考えるのか。それぞれに適した性格のヨットがあります。
  2. まず始めてみる最初のヨット
    大きなヨットをご希望の方も、まず十分小さな艇から、始めてみませんか。ヨットは長年続く場合がほとんどです。初めの一隻で収ることは、まずありません。知識と経験が増え、自分のスキルが上がると、自ずから必要な艇の大きさや性格が、明確となります。そして2隻目、3隻目となるにつれ、一層おもしろさが増大します。
    従って初めの一隻に完全を望んで、選択に迷い、時間を費やすのはもったいないことではないでしょうか。まず始める、そして勉強しましょう。
  3. ヨット購入時の費用と予算
    ヨット、ボートは購入費用が高額となります。購入後の維持費用も見当がつきにくいのが、現状です。購入して、あとから途方に暮れるのは避けたいと、誰しもが考えます。予算の総額については、艇体費用以外に、ヨット、ボートの購入に際して必要な費用として、下記のようなの項目を考える必要があります。
    それぞれの項目について、販売店、造船所、マリーナ、保険代理店へ、遠慮なく聞いてみましょう。明確な回答が得られるはずです。
費用の項目 本体価格以外の項目 注意点
艇体本体価格   中古艇の時は、あとで思わぬ出費がないように、艇体と装備の破損箇所を十分に確認する。現状渡しが多いので、現状を十分に確かめましょう。装備品の年式、稼働するのかどうかも確認する。
追加装備・整備費用   予算の範囲と、自己作業でできる範囲を検討する。
艇の工事を行う現場が、業者の自社作業ヤードまたは自社工場でないときは、追加費用が必要となるときがあるので、確認する。
  船底塗装 船底部の特殊塗料の塗装、海上係留の場合は少なくとも毎年1回の塗り替えが必要。
  ハル(艇体)塗装 ハルの部分へのアクリルウレタン樹脂塗装、耐久性は約7~8年と耐候性が高い。指定色を選ぶことができる。
  シート類の交換 シート、ハリヤードの交換、耐久性は約4~5年。ハリヤードはワイヤーから、ハイテンション・シートへ交換する方が、より安全である。
  エンジン整備 エンジンの消耗品交換と調整、2年に1回の定期整備が必要。交換部品のリストを提出してもらう。
  セール修理、新調 セールの状態を詳しく聞く、あとで新調するときは思わぬ出費となる。
  船検、登録 定期検査、中間検査、もしくは名義変更だけなのか、確かめる。次回定期検査時期を確認する。
  航海計器、オートパイロット、工賃 メーカー、機種の選定を購入業者へ相談し、その機種を勧める理由を確かめる。
搬送費用 トラック陸送、海上回航 艇の大小、目的地によっては、回航の方が適切な場合がある。
マリーナ保管料 年間保管料、保証金 ヨットライフに合ったマリーナを選ぶ。保管料以外に施設利用料が必要かどうか、保証金は返還されるのかどうか確かめる。
ヨット保険料 艇体保険、搭乗者傷害、賠償責任、捜索救助費用 ヨットに詳しい保険代理店をマリーナから紹介してもらって確かめる。

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