ジェットターン・マリン社訪問記

セレーヌ・オーシャントローラーを代理店として日本へ紹介することになったのは、友人とのご縁から始まりました。

日本にかって留学していた台湾の王さんが1999年の春、突然電話をよこしたのです。
「紹介したい人と、開発中の大型ボートがあるので、ぜひ中国まで来てくれないか。」
「中国で良い艇ができるとは思えませんよ、私が行っても無駄だと思うのですが。」
「そこなんですよ、君はボートの構造や仕上がり具合にも詳しいので、何とか見てほしいのです。」
旧友の頼みは断れません。香港からリムジンバスで2時間、広州からほど遠くないところにジェットターン・マリン社がありました。工場を見るなり、驚きました。立派な造船所です。広大な敷地に新築の工場、オフィス、テスト用プールなどがそびえています。従業員は実に礼儀正しく、働いています。
「失礼ながら想像とは全く反対ですね、王さん。」「そうです、来てもらった甲斐がありました。」