カテゴリー: アドバンスト・ライセンス

横須賀米軍基地でのIQC実施

横須賀米軍基地には、専用のグリーンベイ・マリーナが併設されています。マリーナにはASAのヨットスクールがあり、基地アクティビティの一つとして、ヨットを教えているのです。そしてASAライセンスを取得した生徒には、ヨットのレンタルを行っています。

ASA本部の要請を受けて、IQCを実施しました。IQCはヨットの技術を教える場ではありません。ヨットを教えるための、アーティスト教育法を勉強し、評価を受けるためのクリニックです。候補生にはASAが定める高い基準が待ち受けています。
BKBIとSBIのインストラクターを目指したのは、6名の若者たちでした。熱心で積極的に授業へ参画してきます。

厳寒の中でディンギー(小型ヨット)をチン(転覆)させ、復元するテストも行います。1隻はチンしたまま沖合に流されました。候補生はラダーにしがみついて、艇からは離れません。ところがマリーナの救助ボートも、エンジントラブルを起こし、アンカーを打って立ち往生です。
ウエットスーツの候補生が港の岸壁まで泳ぎ、居合わせた釣り人の携帯で、救助を要請しました。すぐさま米軍の高速艇が来ました。海上保安庁の巡視艇も駆けつけてくれました。両者の迅速な対応に感謝するばかりです。

こうしていくつかの忘れられない物語とともに、無事に全員がインストラクターに合格しました。

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