乗員を疲労させない性格

疲労とアクシデント

疲労は、判断を誤る原因となります。アクシデントは疲労が誘発します。それは誰にでも起こると考えておくべきではないでしょうか。
ジブファーラーやメインファーラー、それにオートパイロットがあるから大丈夫。その思いこみが、幾多のスキッパーを、危機に追い込みました。

tinbotu昼間しか乗らないから大丈夫、GPS、測深器があるから、座礁はしない。その過信が幾多のヨットを沈没させてきました・・・。
 疲労からスキッパーを守るためには、素直な保針性と容易な回転性を両立させる事が必要です。
ヨットのクルージングでもっとも恐ろしい局面は、嵐の遭遇と、座礁の危険です。強風の中で突然に浅瀬が現れる。直ちにタックする。しかし舵を切ればすぐにタックが出来るのは、平水面だけです。波浪の中で大きく舵を切ればたちまち低速を失い、タックする前にラダーは失速します。舵を切れば切るほど横
流れして、浅瀬に引き寄せられる・・・。悲しい実例が現実を物語っています。

軽やかな舵効きは操縦者を疲れさせません。シングルハンドには、欠かせない性能だと考えます。そのためにAH24はサバニ船型とフルスケグ、アウトラダー組み合わせました。
マストが折れても、ヨットはジュリーリグで走る事ができます。しかし舵が壊れれば、操縦不能となります。フルスケグとアウトラダーは、もっとも大切な舵の強度を高めます。

 

レスポンスのよい舵効きkeels

ロングキールは保針性能には優れているが、舵効きに最大の難点を持っています。また推進抵抗が大きすぎるため、スピードが十分出ません。そのため波浪中では、不愉快なピッチングを引き起こし、乗員を疲労させるのです。疲労はミスを誘発します。
高アスペクト比のキール、ラダーは抵抗が少なく、スピードに優れます。しかし乱暴な操船をすると失速しやすいので、疲労をいとわないレーサーの乗り方に向いているのです。
中アスペクト比のキールとラダーの組み合わせは、煩雑な当て舵から乗員を解放し、ティラーを手放ししても直進する素直な保針性能を生み出します。

 

 

疲労を防ぐスピード性能

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舵効きを確保するためには、波浪中でも、また操船に失敗しても回復する、優れた加速性能が必要です。
Zen24は波浪中でもピッチングが少なく、波にお辞儀をしないので、スピードをロスしません。重い鈍重なヨットでは、乗員の疲労を増加させるばかりとなります。
Zen24はレーサーのような初期復原力ではなく、、中後期の復原力が高い、粘り腰の復原力特性をもっています。
これらの結果として、Zen24はエンジンに頼らないクルージングを楽しむための、微風でも滑るように走るセーリングスピードと、素直な性格を兼ね備えることができたのです。

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